「eBayは利益率の高い商品を選べ」——よく聞くアドバイスです。でも、5年で約2,000個、直近2年だけで1,135個を売ってきた自分の結論は、少し違います。
大事なのは利益「率」より、「1個あたりの利益額 × 時間単価」。今日は実際の販売データ1,135件をすべてオープンにして、その理由をお話しします。
まず、自分の”実数”から
きれいごとより数字が早いので、自分の実績を出します(すべて実際の販売明細の集計です)。
eBay輸出の実績(販売明細より)
- 直近2年:売上 約1.78億円/1,135個/平均利益率 18.9%
- 直近1年:売上 約1.2億ペースで、今も右肩上がり
- 先月(2026年5月):月商 1,447万円/利益 345万円/利益率23%/57個(過去最高)
派手に見えるかもしれませんが、利益率は2割前後。物販はそういう世界です。そのうえで「率で選ぶと稼げない」と言う理由を説明します。
「利益率」だけ見ると、判断を間違える
意外に思われるかもしれませんが、利益率は高額な商品ほど下がります。実際のデータがこちらです。
| 売価帯 | 平均利益率 |
|---|---|
| $100〜300 | 約25% |
| $500〜1,000 | 約19% |
| $2,000〜5,000 | 約18% |
これだけ見ると「安い物のほうが率がいい=安い物を数こなそう」と考えがち。でも、ここに落とし穴があります。
同じ手間なら、高く売れる物が勝つ
$300の商品を10個売るのも、$3,000の商品を1個売るのも、検品・撮影・出品・梱包・発送の手間はほぼ同じです。
率は多少下がっても、額と時間単価で大きく勝てる。これが2年・1,135件を売って出した実感です。
ブランド別で見ると、もっとハッキリする
2年・1,135件をブランド別に集計しました(平均売価/利益率)。
| ブランド | 平均売価 | 利益率 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| Hasselblad | $1,429 | 21.9% | 率も額も優秀な主力 |
| Leica | $1,399 | 13.2% | 率は低いが”定番”で回転・露出を支える |
| Mamiya | $1,036 | 21.7% | 中判の安定株 |
| Bronica | $444 | 26.8% | 率は高いが1個の額は小さい |
面白いのはここ。Bronicaは利益率26.8%とトップクラスでも、単価$444=1個の利益額は小さい。逆にLeicaは利益率13%と低めでも、高単価で回転が速い”定番”です。
じゃあ、何を選べばいい?(ここは人による)
正直に言うと、正解は人によって違います。
- 資金が少ない・最初の実績作り → 回転重視で中価格帯を数こなすのもアリ
- 資金がある・時間効率を上げたい → 高単価の定番を狙うのが効率的
自分は後者です。でも「率を高く保ちたい」という考え方も間違いじゃない。大事なのは“自分の軸”を決めることだと思います。
自分の失敗から
仕入れの相場リサーチに必須
「いくらで売れて、いくらで仕入れるか」を読み違えると利益は消えます。過去の落札相場を調べるならオークファン。利益が出る仕入れの第一歩です。
まとめ
- 利益”率”だけで商品を選ぶと、時間単価が上がらない
- 同じ手間なら高く売れる物が強い(額 × 時間単価)
- 率と額は別物。定番は率が低くても”回転・売上・露出”で効く
- 軸は人それぞれ。自分は「額 × 時間単価」派


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